マルクリーンピュアに対する疑問などを分かりやすく解説しています

マルクリーンピュアは、厚生労働省が認可した食品添加物殺菌料の除菌・消臭剤です。医薬品ではないことから、ヒトへの直接使用は不可で物品に対してのみ使用し、「除菌」「消臭」等の表示となります。

注意：医薬品以外の製品は、「除菌」「消臭」「抗菌」など、自主基準を設けて表示している。「殺菌」「消毒」という表示は、医薬品のみ使用可能。

マルクリーンピュアは、次亜塩素酸ナトリウム単一製剤です。
食品添加物殺菌料であることから次亜塩素酸ナトリウム以外のものは含まれていません。

注意：次亜塩素酸ナトリウムを主成分としていても、他の成分を含む混合製剤は、食品添加物殺菌料として認められておりません。

マルクリーンピュアの製品規格は、用途に合わせて3規格あります。
・50ppm（0.005％）空間除菌・消臭用（専用超音波式噴霧器用）として、詰め替え用（5L，10L）
・100ppm（0.01％）一般除菌・消臭用として、ハンドスプレー（500ml，200ml）と詰め替え用（5L）
・200ppm（0.02％）主にノロウイルス対策用として、ハンドスプレー（500ml）と詰め替え用（5L）

直射日光を避け保管し、未開封の場合、使用期限は製造後3年です。
開封後は、同様の保存方法で6ヵ月位を目安として出来るだけ早くご使用ください。
尚、商品の底面、あるいは側面に製造年月日(西暦下2桁+月日)が印字されています。

製造年月日：201001の場合、2020年10月01日

【ウイルス】
インフルエンザウイルス、コロナウイルス､パルボウイルス、ノロウイルス、アデノウイルス、新型コロナウイルスに対して、効果を確認しています。
【細菌】
サルモネラ菌、大腸菌O157など多くの細菌に効果を発揮することを確認しています。

マルクリーンピュアは、臭いを放つ細菌そのものを酸化分解することにより、消臭効果を発揮します。その結果、トイレ臭、汚物臭、腐敗臭などのにおいを抑えます。
【代表的なにおい成分】
アンモニア、硫化メチル、アセトアルデヒド、トリメチルアミン、二硫化メチル、硫化水素、スチレン、メチルメルカプタン

マルクリーンピュアは、
1：金属腐食性は、水と同等
2：無色澄明の液で臭いがないか又はわずかな塩素のにおいがある
3：漂白性がほとんどない
4：長期間（3年間）安定性をもつ
以上の特徴をもち、安全性（安全性の項を参照）にも優れております。

マルクリーンピュアは、医薬品専門特約店を通じて医療機関を中心に販売しております。一般の方は、お近くの調剤薬局にご相談ください。医療関係の方は、医薬品特約店にご相談ください。
【通信販売をご希望の方】
（株）マルクリーンが直接販売しているウィズが自社のホームページ(https://www.withmaruclean.jp/)とYahoo！Japanショッピングサイト内の店舗名グリーンウィズから通信販売しております。

マルクリーンピュアは、「除菌・消臭剤」として開発された製品です。
物品に対して、清拭または直接噴霧してご使用ください。ワンプッシュで0.75ml噴霧されますので、500mlのハンディタイプ1本で600～700回噴霧可能です。

ドアノブや手すり・テーブルなど、人の手の触れるところや壁・カーテン等花粉やニオイが気になるところなど、生活の様々なシーンの「除菌・消臭」にご使用いただけます。

家庭用トイレの空間であれば、1度につきハンディスプレー2～3回の噴霧で「除菌・消臭」できます。

基本的に希釈はおすすめできませんが、希釈が必要な場合は、精製水でお願いします。その際は、50ppm以下での濃度では、「除菌・消臭」のエビデンスがありません。また、希釈して使う場合は、なるべく1日で使い切るようお願いします。

食品添加物殺菌料として承認されておりますので、問題ありません。
次亜塩素酸ナトリウムは、水道水の殺菌にも使用されていることから、次亜塩素酸水のように、「最終製品から完全に取り除く」との規定はありません。

マルクリーンピュアは、食品添加物殺菌料であり医薬品ではありませんので、手指消毒には使用できません。なお、マルクリーンピュアの皮膚に対する安全性については、エビデンスについてのQ-6をご参照ください。

室内における微生物（細菌やウイルスなど）は、換気で対応できる空中浮遊菌に比べ、はるかに多くの付着菌が机や床等の表面に存在しています。これらの付着菌と浮遊菌を同時に除菌する方法として、表面を濡らさず、なおかつ、人手をわずらわせない「空間噴霧」という手法があります。
空間噴霧は、30年以上前より食品工場で除菌を目的として行われてきました。空気感染の可能性がある細菌やウイルス対策の第一は、「換気を行うこと」ですが、換気のできない閉鎖空間や無人時においては、安全性と有効性を併せ持つマルクリーンピュアの空間噴霧が1つの選択肢となります。
（安全性及び有効性に関しては、エビデンスについてのQ-3をご参照ください。）

(株）マルクリーンの超音波式噴霧器は、次亜塩素酸ナトリウム専用として開発されています。霧を発生させる超音波振動子をはじめ、各部品は耐塩素仕様のものを採用しています。他の器具にマルクリーンピュアを入れて動作確認はしておりません。

間欠運転（LED青色）「5分間ON ⇒ 10分間OFFの繰り返し8時間タイマー」で、1日8時間運転する場合、5Lで16日間、10Lで31日間、噴霧することができます。専用噴霧器（まる霧Ⅲ）の最大給水量は約1.8Lですが、推奨給水量は約1.5Lですので、1回の給水で約5日間噴霧可能です。
【参考】
20分×8時間×2ml/分=320ml/日
マルクリーンピュア5Lの場合、5,000ml÷320ml≒16日分

注意：推奨給水量（1.5L）を越える液量の場合、噴霧しないことがあります。

マルクリーンピュア200ppmを用いて、ノロウイルスの代替ウイルスとして広く使用されているネコカリシウイルスと、インフルエンザウイルスにそれぞれ15秒及び60秒接触させ後のウイルス感染価を測定しました。その結果、測定限界以下（有効性あり）であったことを確認しています。

マルクリーンピュア50ppmとアレルゲン溶液（スギ花粉抽出物）を室温で転倒混和し、所定時間後、混合液を回収してアレルゲン濃度をELISA法で測定しました。
その結果、アレルゲン低減率は、99.4％以上でした。

マルクリーンピュア50ppmを用いて、約26m³の試験室に噴霧した浮遊ウイルスの除去効果を確認しました。その結果、約10分間の噴霧で98.5%、20分間の噴霧で100%の除去効果を確認しています。

マルクリーンピュア50ppmを用いて、既知濃度のタバコ臭気ガスを封入した密閉空間内のタバコ臭気の濃度を測定しました。その結果、タバコ臭の経時的な変化は、コントロール群に比べてマルクリーンピュア50ppm噴霧で、5分後、1時間後とも、タバコ臭の臭気強度の低減が認められました。

マルクリーンピュアの空間噴霧（50ppm）とハンドスプレーでの噴霧（200ppm）による吸入を想定して、①②の内容でマウスに対する急性吸入毒性試験を実施しました。
① 50ppm：7日間連続暴露による吸入毒性試験
② 200ppm：1回20プッシュを10分おきに12回暴露による吸入毒性試験
その結果、死亡例、剖検及び肺の組織学的検査、一般状態検査において、安全性が確認されています。

健常な日本人　年齢20～48歳　男性15名、女性19名　計34名に対して、上腕屈側にマルクリーンピュア100ppm及び200ppmを24時間閉鎖塗布し、試料除去1時間後に判定した結果、紅斑等は確認されておりません。